■ビギナーの方へ -初春の芦ノ湖で、初めての1匹を釣るために-
タックルの選択
まず、使えるタックル(釣具)を揃えます。
水温が低く活性の低いマス類をターゲットにするには2~7gくらいの軽量のルアーを遠投(少なくても20メートル以上)をしなければ思うような釣りが出来ません。
したがってラインの太いものや、しなりの無いロッドではそれが難しくなります。
買い求める時に知識のある人に相談するか、既に持っているタックルで間違っているところがないかをチェックしてもらうと良いでしょう。
ルアーの選択
次に、肝心なのがルアーの選択です。
最初のうちは多くのルアーを持ち込んで選択に迷うよりは信頼のある人に3個ほどの実績のあるルアーを選んでもらい、そのルアーを使いこなすほうが良いでしょう。
ポイントの選択
さて、もっとも肝心なのが魚の一番多くいるポイントに入ることです。
あらかじめ事前に情報を得ておくのが良いのですが、初心者が情報を聞いても実際にフィールドに出てしまうと訳がわからなくなってしまうことが多いのです。
最も解かりやすいのは、一番釣り人が多い所、または、実際に複数の魚を釣っている人を見かけたらその近く、(ただし互いにキャスティング範囲が干渉しない様、間隔を開ける事)そこに入る事が出来なければ、すこし難しいのですがその場所に類似した所に入るようにします。
ボートでしたら他の船に迷惑にならないようにアンカーでボートを固定します。これで釣りをする体勢になりました。
キャスティング
まずはできるだけ体の正面に、出来るだけ遠くへ投げるように心がけながらキャストを続けます。
リトリーブ(リールを巻きルアーを引き寄せてくる事)はルアーが着水したと同時にゆっくり、スムーズに巻き上げるように心がけ余計なアクションは付けない様にします。
このようにしてまずは表層の魚から攻め、徐々にルアーを沈めていきながら,魚の一番濃い泳層を探っていきます。
このときにルアーを沈めてゆく時の時間を計ることをカウントダウンと言い、1カウントを一秒とし,その場の水深にもよりますが、5秒・10秒・15秒といったようにおよそ5カウント位づつ探ってゆくのが普通です。
後はひたすら魚がヒットする事を信じてキャストを繰り返します。魚がヒットする感触は紛らわしい物ではなく、ビックリするほど明確に手元に伝わってきます。すかさず上半身と両腕で短く鋭くロッドをあおり魚の口にフッキングさせます。
ランディング
はゆっくり引かず緩めず手元まで寄せ、落ち着いてランディングすればよいのです。
もしも大物が釣れてしまったときにはドラッグ(ラインが切れないように調整できるリールのシステム)調整という作業があります。機種によって違いが有りますので取り扱い説明書を読んで、あらかじめ慣れておくことが必要です。
1匹釣れればしめたものです。 余裕が出てくれば周りがよく見えてきて、様子がわかってきます。
名人を目指す
上手な人から見様見真似、よく見聞きする様に心がけます。
釣った魚の大小は時の運。
上手な人はたくさん釣れた中に大きな魚の混じる確立が高いので何時も大きな魚を釣っているように見えるのです。
まずは数釣りが出来るようになることが必要です。
そこで、もし貴方が名人を目指すのなら、何よりも釣りの回数を重ねることが上達への最大の近道です。