■ヒメトロ(ヒメマスのトローリング)
芦ノ湖で古くから行われている釣の方法です。 芦ノ湖では大・中・小3枚の楕円形のリーフ状のブレード(集魚用ペラ)を使用します。その形状は写真(1)のように木の葉形になっています。日光中禅寺湖では三角のムスビ形が使用されています。各ブレードは間隔をあけて連結し、30~40cmのリーダーの先にチップ針を結びつけ、餌釣りの場合にはベニサシ等を使用します。60号前後の重いオモリを使用して、ヒメマスの泳層に直におろし、回転するブレードの光と音で魚の注意を引き、その後ろの餌やルアーに喰いつかせようという、ボートによるトローリング(引き釣り)釣法で、赤色・光る物を好むヒメマス・ホンマス・アマゴなどの魚種に特に有効な釣方です。最近では餌の代わりにバッセルスプーン写真(2)や、オックスツノルアー、写真(3)カグラなどを使う釣り人が増えています。 |
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昭和の中頃、当時は芦ノ湖の解禁が5月1日でした。 当時から「ヒメマスは棚を釣れ」と言われ、ヒメマスの泳層を感で探り当てることが重要で、お互いに情報を交換し合いながら教え合ったものでした。しかし、現代では魚群探知機が発達し、ヒメマスの遊泳層が容易に解かるようになってきましたのでタナ取りが非常に簡単になってきました。 ヒメトロではこの他ヒメぺラの代わりにハーリングドジャーを使用するのも有効ですが、タックルは正確な棚取りをするためにレッドコア・タックルよりオモリタックルを使うのが定石です。 ◆ヒメトロタックル |
ロッドホルダーへの取り付けが浅いとオモリの重さでロッドが外れてしまいますので右側の図の様に角度に注意が必要です。 |